金木犀

 香る花に目を向けると橙があります。
 可愛らしくて小さな花です。

 
 最近「雪国」を再読しました。
 私は元々、川端康成が好きだったんですが
 昔はその言葉に、より惹かれていました。 
 美しい言葉が魅力だったのですが
 再読したらその物語に強く打たれました。
 美しいものだけを集めたような話でした。
  
 
 まるで金木犀のような
 きれいな香りをもつ
 きれいな花のようです。


 私にもその哀れな美しさのある文才をわけてほしいです。