記憶

 
  
 今日は、中学校の時の友達に電話して、1時間半話しました。
 
 
 最後に、中学の時の同級生が、一人、亡くなったと聞きました。
 卒業式の時以来会ってないから、10年ほど会っていなかった子です。

 
 中学2年生の時、同じクラスでした。
 結構話したような、話さなかったような。
 カテゴリの、「友人」ではありません。
 元「同級生」です。

 

 「死んでしまったから」
 「遠くに行くから」
 そんな理由で、突然友人ぶるのは好きではありません。
 彼女の記憶を手繰っても、
 「ああ、あの子はもういなくなっちゃったのか」と思っても
 実感のないのが正直なところです。

 

 彼女は、私の記憶の中で、中学生のまま、そこにいるのです。
 「死」とは、およそかけ離れたところで。